【NEMTUSフェス#2 Symbolテストネット再確認祭り 活動報告】
皆さん、昨夜は100分間のDaoka砲発射&デスクトップウォレット操作&耐久確認、ご協力ありがとうございました!そしてお疲れ様でした!
早速ですが、実施結果をまとめましたので、ご報告いたします。
イベント内容
開催日時
■2021年02月22日㈪ 20:00~21:45
開催地(YouTubeLive)
イベント概要
Symbolテストネットが最新版となったことを受け、コミュニティーテストの一環として「Symbolテストネットで障害だった箇所の修正確認&デスクトップウォレットの動作確認」を実施いたしました。
※詳細に関しては、以下のリンク先をご参照ください。

テスト結果
「致命的な不具合の検出はゼロ」
※致命的な不具合とは?
Symbolローンチにまでには絶対に直す必要がある不具合だと思ってください。前回のイベントで確認したDaoka砲による特別なトランザクションによって発生した事象は「絶対に直す必要がある」不具合でした。今回はそれをクリアし、また別の致命的な問題は起こらなかったという結果となります。
テスト実施結果の考察
- クリティカルな不具合は検出されなかった
- イベント中に委任ハーベストの設定がうまくいかない事象が見られたが、イベント終了後、再度複数のノードで確認したところ、特に問題なく委任ハーベストの設定を行うことができた。Daoka砲(皆さんの発生させた負荷)などによって一時的にノードの処理が重くなったことで設定ができなかった、あるいは設定までに時間がかかったものと考えられる
- Symbolのメインネット公開を遅らせるほどのクリティカルな不具合ではないが、今後の改善点としては以下の点が挙げられる
・メタデータのキーが自動割り振りになっていたが、任意の値も設定できるようにするのが望ましい
・ウォレットへのログイン時、ログインまでにかなり時間がかかる事象が見受けられた。
デフォルトで接続するノードとの接続の確立に時間がかかったものと考えられる。ログ
アウト時にも接続するノードを変更できるようにするのが望ましい
※すべてNGL側に報告済みとなります。
イベント中の実績
負荷状況に関して
- 総トランザクション数:384,233件
※128,960ブロック~129,198ブロック - 1ブロックのあたりの平均Tx数:1,608件
- イベント中のブロック生成間隔
⇒平均:30.3秒
⇒最大:47.6秒
⇒最小:5.6秒
⇒中央値:31.1秒
※ここでのポイントは、イベント中にDaoka砲ミニや負荷テストツールで負荷をかけたにも関わらず、実際のブロック生成の平均値がSymbolが公表しているブロック生成時間30秒とほぼ同一と言うことです。普段ではありえない種類のトランザクションを大量に受けても、ブロックが大幅に遅延することなく、平均値は期待値と同等と言う結果となりました。また、多数のノードが停止することもありませんでした。
Daoka砲(ミニ)に関して
- 実行期間:02.22 20:00~ 02.23 03:00(7時間)
- 総トランザクション数:5,057件
(内部Tx数:約460,000件)
※Daoka砲は1つのTx内に多くの内部Txが含まれまれております。 - 推計手数料:約8,700,000XYM
※ここでのポイントは、この大量の特殊なTxを送信し続けても、ブロック遅延や多数のノード停止が発生しなかったことはもとより、870万XYMを手数料として支払う必要が生じる点ではないでしょうか。つまり、悪意ある誰かが仮にSymbol を攻撃したとしても、多額の手数料を支払う必要が生じます。更に、Symbol はこれに耐える性能となります。つまり攻撃をするメリットが全くないということです。
Daoka砲ミニ集計結果(テスト等含む)
2021/2/23 03:03 (JST) 全弾発射完了
着弾したAggregateTx:5057発 (約46万Tx)
使用した手数料:推計約870万XYM多くの弾薬補給とあたたかいメッセージをありがとうございました。https://t.co/8Ac8chES4Z pic.twitter.com/ES1H8KzxrQ
— VT250NEM+目指せ北海道 (@habingofit) February 22, 2021
デスクトップウォレットの機能テストに関して
■実施内容(以下の機能をすべて確認いたしました。)
- 転送トランザクション
- モザイクの作成
- ルートネームスペースの作成
- サブネームスペースの作成
- ネームスペースとアドレスの紐付け
- ネームスペースとモザイクの紐付け
- エイリアスを使った転送トランザクション
- アカウントのメタデータ付与
- アカウント制限(モザイクに対して)
- マルチシグアカウントの作成
- マルチシグアカウントからの転送トランザクション
- 委任ハーベスト
※ここでのポイントは、デスクトップウォレットで確認した機能がすべてクリアされたことでしょう。「テスト実施結果の考察」項目でも記載いたしましたが、イベント中に実施できなかった委任ハーベストは、イベント終了後に問題なしであることの確認が取れました。前回のイベント時にはデスクトップウォレットの機能全般を皆さんと共に確認は出来なかったため、非常に有意義なテスト結果となりました。
イベント中に出来なかった委任ハーベストも無事できました。
複数ノードで設定できることを確認しました。
(イベント中はたまたまノード側が重くて処理に時間がかかっていたのかと思われます)#nem #nemtusfest pic.twitter.com/6UqwbhOltH— Daoka@NEM+ (@DaokaTrade) February 22, 2021
提出レポート
日本語
English
NEMTUSより
NEMTUSフェス#2、イベントへのご参加ありがとうございました。今回も多くの皆さんと共にSymbol テストネットの検証が出来、そのこと自体を誇らしく、嬉しく思います。どうしても技術的な問題で、理解が難しい箇所もあると思います。NEMTUSはそんな皆さんに「NEMを+」ことが出来るようにこれからも「より分かりやすく」「より楽しく」「よりNEM/Symbolを身近に感じられるように」様々な企画を考えていきます。それには、皆さんの励ましの声とご支援が糧となりますので、どうぞ引き続きNEMTUSをご支援よろしくお願いいたします!!